そもそも「広告代理店」って何?
広告代理店とは事業者(クライアント)が抱えている「プロモーション」の領域での課題を解決する会社です。
解決手法としては多岐に渡りますが、皆さんがよく目にするのはこんなところかと
- テレビCM
- 新聞
- WEB(YouTube、Twitter、Instagramなど)
ただこれらはあくまでも「手法」のひとつであって
これを行うこと自体は目的ではありません。
あくまでもその製品やサービスの「売上」を上げることが目的になります。
どんな仕事をしているの?
超ざっくりの役割でいうと3つに別れます。
- 営業
- プラン
- クリエイティブ
その中でも私は営業という役割をかれこれ7年ほどやっております。
営業の役割は
①新しい案件を受注してくる
②受注した案件を進行管理していくこと
なります。
※ただここは会社の規模によっては①と②を切り離しているケースもあります。
会社規模によってやることが変わるかも
私が務めている100〜300人程度の広告会社では
世間一般で流れているCMや電車内での広告を取扱うことはかなり少ないです!!!
※ちなみに私はこれまでにTVCMの仕事をしたことがありません。
広告代理店ならCM作ってるんでしょ?と思ったかもしれませんが
中小広告代理店はそんな派手なプロモーションを手掛けるクライアントと付き合いがありません。
感覚ですが、広告会社でも売上トップ10位がよく目にする広告を作っている会社だと思います。
電通さん、博報堂さんは一般的にも有名ですよね。
中小広告代理店が何をやっているのか?
TVCMを作ってないとなると何してるの?と思われる方も多いと思います。
具体的には・・・。
- クローズドキャンペーン(商品を購入することで応募できるキャンペーン)
- オープンキャンペーン(商品を購入しなくても応募できるキャンペーン)
- WEB広告(YouTube、Twitter、Instagramなど)
- 店頭訴求物のデザインと印刷
数え始めたらきりがありません。
広告代理店と呼ばれる会社は数多くあります。
その中でもTVCMを作っている会社はかなり少ない状況なのが現実です。
中小広告代理店で働く面白さ
①社員と仲良くなりやすい
②いい意味で会社のルールが緩いので何を受注してきてもいい
それぞれ解説します!
①社員と仲良くなりやすい
営業の場合一緒に仕事をするのは
「プラン」(企画を考える人間)と「クリエイティブ」(デザインをしてくれる人)になります。
私が働いている会社(100〜300名程度)の会社であれば、
どの社員の方でも1回は顔を見たことがあり、どんな仕事をしているかを知っています。
※企業にもよりますが、会社内での仕事内容を事例紹介として説明があるのでそこで知ることが多いです。
※300名程度であれば大きめの中学校の1学年程度くらいと考えればなんとなく感覚がつかめるのではないでしょうか笑
顔と名前となにをしている人なのかを大体知っていると、コミュニケーションが取りやすくなり
色んな指示を出す営業としてはかなり楽に仕事が進められます。
②いい意味で会社のルールが緩いので何を受注してきてもいい
その会社がどこも持っていないサービスやシステムを持っているなら別ですが、
基本的にこの業界においてそういったものを持っている会社の方が少ないです。
大体価格が少し安いといった形で「ここでしかできない!」というものは少ないです。
競合の広告会社とサービスやシステムにおいて差別化がしにくいとなると
受注する方法は2つで
1つ目は シンプルに担当者から気に入られている
2つ目は クライアントの課題を解決するための手法になっているかどうかを上手く説明できるか?
になります。
特に2つ目になると、自社で展開しているサービスを売ることではなく
課題をいかに解決するか?が重視されるので、別の会社が展開しているサービスを提案することもあります。
※それで受注した際は、マージンが発生するので、ちゃんと自分の売上にもつながります。
となると「何を売って」「何を受注」してきてもいいとなるわけですね。
どんな人が中小広告代理店の「営業」に向いているのか?
- シンプルに「広告」が好き(TV、新聞、WEBなんでもいい)
- いつか大手広告代理店で活躍したいと思っている人
- ストレス耐性が高い人
- 学校の文化祭の準備が好きだった人
それぞれ書きましたが、
「学校の文化祭の準備が好きだった人」というのが割と的を得ていると思います。
学校の文化祭ってその日のためにいろんな準備をして
最後の最後には徹夜くらいしてどうにか間に合わせるといったことがあったかと思います。
(私の学校はそういったことをさせてくれませんでしたが笑)
特にコンペ(1つの案件を複数社で競争のように取りに行くものです)では
その提案が取れるか取れないかで自分の売上の成績に直結してくるので
場合によってはかなり遅い時間まで働くこともあり得ます。
そこまで準備して提案でクライアントが「おー!!!」と言ってくれたら感激ものです笑
まとめ
- 広告代理店といってもみんながTVCMを作っているわけではない
- 中小広告代理店で取り扱うのは規模が小さいプロモーションになりがち
- 規模が小さいからこそ、営業単独で様々な判断ができる
- 「学校の文化祭準備」が好きだった人は向いているかも!!!
実際に数年間勤務しての感覚になりますが
皆さまの参考になれば幸いです!!!
ではまた!!!
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